ボローニャは州の中でも昔から交通、産業の中心地として栄え、トリノと並んで美食の町としても知られており、町を歩いて出会うふっくらした人自体がいかにもボローニャらしい、とまで言う人もいるくらいである。
そんなボローニャの特徴は、ポルティコ(柱廊)とヨーロッパ最古の大学であるボローニャ大学の存在です。ポルティコは、各建物の軒がつながっていて、
外に出ても常に屋根があるので、日よけや雨よけにもなり、市民の生活には欠かせない存在です。そして、ボローニャ大学は11世紀には地元ボローニャを文化・歴史の大集積地とした、という点でその貢献度を測り知る事ができるというものである。
▼お薦めポイント
名物料理
イタリアで最も食いしん坊が多い地方とも言われるエミリア・ロマーニャ州。その証拠にボローニャだけではなく、パルマも美食通には名高い地です。そんな州の中心地であるボローニャには伝統的な家庭料理があります。その中でも代表格なのが、この地が発祥であるラザーニャです。イタリア全土に地方地方のレシピがあるが、ボローニャのそれはほうれん草を入れた緑色の生地が特徴。伝統的なボローニャ風ミートソースを使用し、そのレシピは母から娘へ、姑から嫁へと、引き継がれ、作り方は各家庭でさまざまです。
観光
● サン・ペトロニオ聖堂
ゴシック様式の傑作だが、14世紀末の建築開始以降、現在まで未完成です。しかし、その壮大さや美術的な価値から評価が高い。
● 国立絵画館
13?18世紀の絵画が貯蔵されていて、ラファエッロ、ジョット、パルミジャーノ等の作品が展示されている。
レストラン
食通の町らしく、おいしい店が多く存在する。是非そんなボローニャの料理を味わって下さい。
ホテル
ボローニャはミラノの次にイタリアで見本市の多い町です。従って、値段が高めなのと、見本市のシーズンには予約が取りにくくなるので、注意したい。